アスペルガー症候群とは何か?【発達障害(アスペルガー症候群)に関する用語の説明】 | taisei's lifestyle produce
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アスペルガー症候群とは何か?【発達障害(アスペルガー症候群)に関する用語の説明】

どうもtaiseiです。

今回は「アスペルガー症候群とは何か?」というテーマでお話していこうと思います。

 

「アスペルガー症候群」というのは、発達障害の1つに位置付けられるものですが、発達障害とは、生まれつき脳の機能の偏りによって、認知や行動に独特の個性があらわれる状態のことを言います。

 

そして、発達障害の中には、様々な障害が含まれているわけですが、そのうちの1つがアスペルガー症候群になります。

 

では、「アスペルガー症候群」の人は、どんな障害を持っているのか?というと・・・

人とのコミュニケーション能力に障害があるという自閉症の特徴を持ちながら、言語や知的に面で遅れがない障害ですね。

 

つまり、「コミュニケーションや対人関係が苦手で、こだわりがある」といった、自閉症と共通する特性を持っているとも言えるわけです。

 

 

ただ、アスペルガー症候群などの発達障害の原因は、脳の機能の偏りにあると言われていますが、実際のところ、未だ解明できていない部分も多いようです。

 

これまで、アスペルガー症候群のような発達障害は、親の育て方だったり、本人の性格だったり、生活環境などに起因する障害であると考えられていたわけですが・・・

 

兄弟全員に発達障害があるわけではないことから、親の育て方だったり、本人の性格、生活環境などが原因ではないということがわかったそうです。

 

そして、今現在では、多くの専門家の人達が、「発達障害は生れながらの脳の障害であり、親の育て方や本人の性格とは無関係であることを証明しよう」と、研究を続けているようです。

 

発達障害(アスペルガー症候群)の特性は脳と神経系の連携不全が原因なのか?

 

アスペルガー症候群の人は、コミュニケーションや対人関係、そしてこだわりが強いという特性をもっているとお話しましたが、なぜそういった特性があらわれてしまうのでしょうか?・・

 

それは、脳のところどころの機能に障害があったり、脳の微細な傷によって生じていると考えられます。

 

人間というのは、言葉、音、味、温度、痛みなどの情報を受け取る際には、中枢神経系という脳と脊髄を結びつけている神経が協調的に働くことによって、それらの情報を受け取ることができるわけですが・・・

 

アスペルガー症候群の人は、中枢神経をうまく協調して働かせることができないので、脳と体の情報のやり取りがスムーズにいかないです。

(※中枢神経とは、脳の前頭葉、間脳、小脳、海馬、扁桃体など、多数の神経細胞がまとまっている領域のことを言います)

 

そのため、人とうまく会話をすることができなかったり、一般的な人が心地良く感じる音を、不快に感じたり、同じ味がする食べ物ばかりを毎日食べ続けていたり、真冬の季節にも関わらず、半袖だけで平気で過ごすなどといったことが起こりうるわけですね。

 

アスペルガー症候群には「3つの特性」が存在する?

 

実は、アスペルガー症候群は、自閉症と共通する、ある「3つの特性」が存在しています。

 

その「3つの特性」というのは、

・社会性(対人関係)の障害

・コミュニケーションの障害

・こだわりが強い(想像力の障害)

の3つが存在しているわけです。

 

これは、イギリスの児童精神科医ローナ・ウィングが、自閉症やアスペルガー症候群の特性を3つにまとめたもので、「ウィングの3つ組」とも呼ばれています。現在でもアスペルガー症候群について考えるときは、「ウィングの3つ組」がキーワードとなっていますね。

 

また、こうした特性は、幼少期の頃から大人になるまで継続して見られるのが特徴ですね。

(※3つの特性の他にも、「手先が不器用」「身体的な不器用」「聴覚や触覚などが過敏」などといった特性がみられる人もいます)

 

ただ、こうした特性が見受けられるにも関わらず、アスペルガー症候群の人の中には、知能が高い人がたくさんいるため、「一般的な人と何ら変わりはない」と捉えられてしまうケースは非常に多いです。が・・・

 

しかしですね・・・

上記であげた特性を持っているのは事実であるため、社会と関わっていく場合や、集団での行動が増えるにつれて、社会生活に支障が出る可能性は非常に高いです。

 

そのため、周囲の人から理解されなかったり、サポートを受けることが難しくなってしまうので、アスペルガー症候群の人の多くは、社会生活に生きづらさを感じやすいと言えます。

 

 

また、「アスペルガー症候群の特性は大人になっていくにつれて改善されていくのか?」と言われると、必ずしもそうとは言えません。

 

そもそも、アスペルガー症候群は発達障害の1つでありますが、「その人の中にある1つの特徴・性格」であるとも言えるので、根本的に改善を図ることはできないでしょう。

 

ただ、本人がアスペルガー症候群であると気づき、周囲から理解してもらい、サポートを受けてもらうことができれば、生きづらさを減らすことはできるでしょう。

 

社会性の特性について

 

アスペルガー症候群や自閉症の人によくみられる特性の1つとして、「社会性の問題」というのがあります。

 

「社会性の問題」を抱えているアスペルガー症候群の人は、社会の常識やルールを忠実に守ろうとする意識があまりないので、例えば、学校の先生や勤務先の上司の人に対して、敬語を使おうとしなかったり、日常的な挨拶や電話での応対ができないことが多々あるそうです。

 

このように、その場の空気を読んで、周囲に配慮しながら行動するという意識が希薄なため、周りからは、「自己中心的な人だな〜」と思われてしまいがちです。

 

しかし、アスペルガー症候群の人は、好意に「自己中心的な行動」をとっているわけではないです。

あくまで、その場の空気を読むといった、曖昧なことを理解することが苦手なだけであって、一般的な人と比べて、行動が自分勝手にみえてしまうだけです。

 

そのため、アスペルガー症候群の人の中には、対人関係で誤解が生じるのを恐れている人も少なくないです。

 

社会性の特性が長所となりうる点

 

・周りに関係なく自由な発想ができる

・孤立しても好きなことをやり遂げることができる

・天真爛漫に生きることができる

・周囲の感情に惑わされずに過ごすことができる

 

社会性の特性がトラブルになりやすい点

 

・社会の常識やルールを身につけることが難しい

・グループ意識や帰属意識を芽生えさせることが難しい

・人の気持ちを察することが難しい

・友達を作るのが苦手

・どうしても孤立してしまう

 

コミュニケーションの特性について

 

アスペルガー症候群の人は、コミュニケーションに対して、独特の特性を持っているわけですが、多くのアスペルガー者は、相手の話に応じた会話のキャッチボールが苦手なようです。

例えばですが、好きな漫画の話だったり、好きな音楽の話だったりと、自分の興味・関心のあることについて話し出すと、周囲の人がその話に興味を持っているかどうが関係なく、永遠と話続けてしまうということがあるわけです。

 

このように、アスペルガー症候群の人は、自分の興味・関心のあることを、周囲に構わず話続けてしまうわけですが、反対に、自分の興味や関心がないことを話し出されると、会話を続けることが難しくなり、コミュニケーションが取れなくなってしまうこともあるんですよね。

 

そのため、会社で働いているときに、上司から助言を頂いたにも関わらず、その助言を無視してしまったことによって、結果的に会社で孤立してしまうということもありえます。

 

ちなみに、こうしたことが起こってしまう原因について、調べてみると・・・

「シングルフォーカス特性」という、アスペルガー症候群の人が持つ、特有の特性が原因であるとも言われていますね。

 

(※シングルフォーカス特性については、以下の記事で詳しく記載しているので、参照してみてください↓↓)

シングルフォーカス特性とは何か?【発達障害(アスペルガー症候群)に関する用語の説明】

 

コミュニケーションの特性が長所となりうる点

 

・興味のあることについては、長い時間話すことができる

・印象や素直に思ったことや感じたことを話すことができる

・難しい言葉遣いを簡単に使うことができる

・独特の言い回しをすることができる

 

コミュニケーション特性がトラブルになりやすい点

 

・人の話を聞くことができない

・人の話を瞬時に理解することができない

・相手に合わせて会話をすることが苦手

・会話が一方的になってしまうことが多い

・冗談やたとえを言われても、理解できず通じない

・相手の表情や身振りを簡単に読み取ることができない

・相手の欠点や短所を、包み隠さず言い放ってしまう

 

想像力・こだわりの特性について

 

アスペルガー症候群の人は、こだわりが強いため、変化に適応して行動することが苦手なんですよね。

 

例えば、アスペルガー症候群の人は、一度決めた仕事の手順や予定、規則などにこだわってしまいがちですが・・・

仮に、仕事のスケジュールに大幅な予定変更が発生した場合、アスペルガー症候群の人は、上手く対応することができずに、頭の中がパニック状態になってしまいがちです。

 

なぜ、このようなことになってしまうのか?というと・・・

自分が思い描いている展開とは別の展開を、予想したり想像したりするといった、変化に対応するのが苦手な特性だからですね。

 

また、こうした特性は、学生のアスペルガー症候群の人であれば、親や先生を頼りにして、対応することができたかもしれませんが、社会人になって働き始めると、急な予定変更というのは、日常茶飯事ですので、働きづらさを感じやすい特性であるとも言えます。

 

ただ・・・

一般的な人よりもこだわりが強いので、規則的な作業をしたり、規則正しい生活をすることは得意ですね。

 

そのため、変化が少ない、比較的単純な作業に従事することができれば、「想像力・こだわりの特性」を活かして、大きな成果をあげることができたり、職場で賞賛されるようにもなるでしょう。

 

想像力・こだわりの特性が長所となりうる点

 

・記憶力が高く、一度みたものを忘れることが少ない

・自分が好きだと思えることには、優れた集中力を発揮する

・反復作業や単純作業を苦に感じることなくやり遂げることができる

・どんな物事に対しても、真面目に取り組む

・規則正しい生活を送ることを得意としている

 

想像力・こだわりの特性がトラブルになりやすい点

 

・予定の変更や、イレギュラーな出来事に対応するのが苦手

・頑固で融通を効かせることが苦手

・生活パターンを臨機応変に変えることが苦手

・興味がないことに対して、関心を向けることが苦手

・他人の間違いを自然と指摘してしまう

・自分のマイルールを相手に押し付けてしまう

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