ハイコントラスト知覚特性とは何か?【発達障害(アスペルガー症候群)に関する用語の説明】 | taisei's lifestyle produce
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ハイコントラスト知覚特性とは何か?【発達障害(アスペルガー症候群)に関する用語の説明】

どうもtaiseiです。

今回は「ハイコントラスト知覚特性とは何か?」というテーマで、お話していこうと思います。

 

ハイコントラスト知覚特性とは、物事を「白か黒か」で把握するような認識のあり方のことです。

 

また、ハイコントラストという言葉の意味は、境目となる入力の大きさの周囲で、それより少しでも入力が大きければ、最大値に振り切れてしまい、少しでも入力が小さければ、最小値に振り切れてしまうような感覚特性のことですね。

 

こうした感覚特性を持ってしまうことで、境目を基準として、「白か黒か」「0か1か」「あるかないか」のような、両極端しかない捉え方をするようになります。

 

 

では、ハイコントラスト知覚特性があると、具体的にどのような思考をしていくのか?を見ていきたいと思います。

 

ハイコントラスト知覚特性は、両極端しかない捉え方をするわけですが、つまり、思考が自然と明瞭になるので、正確性や論理性の高い考え方をする傾向にあります。

 

アスペルガー症候群の人のほとんどは、非常に論理的に問題を解決していくと、言われていますが、こうした問題解決スタイルは、ハイコントラスト知覚特性が関係していると言えそうです。

 

また、論理的な思考が働くのは、問題を適切に解決する能力が高いとも言えるので、非常に役立つと言えそうです。が・・・

しかしですね・・・

 

ハイコントラスト知覚特性を持っていることで、問題となってしまうことがあります。

 

それは、グレーゾーンというものが知覚できず、「グレーゾーン」に存在する問題解決が難しくなってしまうということですね。

 

 

このグレーゾーンというのは、例えば仕事で上司から「この資料を適当にまとめておいて」と言われた時の、「適当」の部分をさしています。

 

しかし、こうした上司の指示をアスペルガー症候群の人が聞いた場合、グレーゾーンにあたる「適当」というのが、何なのか?を認識することができないので、上司が期待している結果とは違ったことをしてしまい、トラブルになったり、叱られたりと、上手くいかなくなってしまう可能性が高いです。

 

また、ハイコントラスト知覚特性をもっていることで、もう1つ問題となってしまうことがあります。

 

それは・・・

 

適切な自己コントロール」ができなくなってしまうということです。

 

 

例えばですが、喉が渇いている状態を想定して考えていきたいと思います。

 

一般的な人であれば、喉が渇いているといっても、感じ方は様々だと思います。

 

少し喉が渇いているから、少しだけ水を飲もうとか、これ以上水を飲むと、お腹が膨れてしまうから飲むのはやめよう、っと思ったりと、喉がカラッカラに渇いている状態と、全く喉が渇いていない状態の中間に存在する、グレーゾーンを認識することができます。

 

 

しかし・・・

アスペルガー症候群の人の場合、グレーゾーンを認識することができないので、喉がカラッカラに渇いている状態と、全く喉が渇いていない状態の2つの状態しか、認識できないわけですね。

 

そのため、一般的な人とは違って、例えば、喉がカラッカラに渇いている状態になって、ようやく水を飲もうとしたり、水を飲み始めたら、お腹が膨れてしまうまで飲んだりと、極端な行動を取るわけです。

 

このように、アスペルガー症候群の人は、グレーゾーンを認識することができないので、両極端な行動をとってしまうわけですが・・・

これでは、体調を崩してしまう可能性が高かったり、体調を良し悪しを適切に認知することが難しいと言えます。

 

こうしたことから、アスペルガー症候群の人は、適切な自己コントロールが難しいと考えられるでしょう。

 

 

因みに、ハイコントラスト知覚特性をもっていると、物事に対してだけでなく、内部感覚にも同じことが言えます。

 

例えば、聴覚であれば、大きな音はとことん大きな音に聞こえるように感じたり、小さな音はとことん小さく聞こえる、といった感覚ですね。

 

 

その他にも、視覚、嗅覚、味覚、触覚、平衡感覚、温度の感じ方、疲労感などに関しても、同じような感覚に陥ると言えます。

そのため、アスペルガー症候群の人は、一般的な人と比較して、生きていくことが非常に困難であると思えます。