シングルフォーカス特性とは何か?【発達障害(アスペルガー症候群)に関する用語の説明】 | taisei's lifestyle produce
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シングルフォーカス特性とは何か?【発達障害(アスペルガー症候群)に関する用語の説明】

どうもtaiseiです。

今回は「シングルフォーカス特性」というものについて、お話したいと思います。

 

シングルフォーカス特性というのは、アスペルガー症候群の人や、自閉症の人に必ず発現する特性なわけですが・・・

簡単に言いますと、一つの側面に注意を向けた瞬間に、他の側面が目に入らなくなってしまう特性のことです。

 

一般的な人は、サーチライトで当てる光のように、視界に写っているあらゆる側面に注意を向けて、必要に応じて注意の焦点を切り替えることができます。

また、異性を見た時に、「つい気になってしまう」とか、「思わずみとれてしまった」というようなことがある人は多いと思いますが、これは、視界からの刺激によって、反射的に注意の焦点が切り替えられたということが言えます。

 

このように、一般的な人は、どこか一点の側面にだけ注意を向けるのではなく、視界全体にうつる、あらゆる側面に対して注意を向けようとするわけですが、こうした状態は「注意が薄く広がった状態」に近いと考えられます。

 

しかしですね・・・

アスペルガー症候群の人は、「注意が薄く広がった状態」とは、真逆に近い状態で、視界にうつる側面に対して注意を向けようとする傾向があります。

 

例えばですが、一般的な人とアスペルガー症候群の人が、駅から見える、高層ビルや、建物、電車、線路、道路、人、立っている木々などを、全く同じ状態で見ていたとします。

 

すると、一般的な人は、高層ビルや、電車、線路・・・・、っと次々に注意を向ける対象を変えていき、視界全体にうつるあらゆるものを、観察しようとします。

 

そのため、同じ景色を後日見た時に、例えば、「立っている木々の数が最初に見た時と違っている」とか、「電車の外装が少し変わった」などという変化に気づくことができます。

 

しかし一方で、アスペルガー症候群の人は、高層ビルにしか注意を向けず、視界にうつっているその他の側面には全く注意を向けることをしないです。

 

そのため、同じ景色を後日見たとしても、「立っている木々の数が最初に見た時と違っている」とか、「電車の外装が少し変わった」などといった変化に気づくことができないわけですね。

 

このように、アスペルガー症候群の人は、1つの側面に対してしか、注意を向けることができないわけですが、なぜ他の側面に対して注意を向けることができないのか?というと、それは・・・・

 

「興味や関心が限局されてしまう」という特性が、働いているからだと考えられます。

 

なぜなら、アスペルガー症候群の大きな特性として、「社会的相互交渉の障害」というものがあるわけですが、人や物事に対して興味や関心が薄いことで、相手に合わせるのが難しいと言われているからですね。

 

 

もしも、あなたがどこかを見た時に、全体の側面に注意を向けるのではなく、1つの側面にだけ注意を向け続けているのであれば・・・

興味や関心が、1つの側面にだけに向けられているわけなので、アスペルガー症候群の可能性があると言えます。

 

 

また、「初めは1つの側面にだけ注意を向けてから、徐々に他の側面にも注意を向けていくようにして、最終的に全体に注意を向けていくようにすればいいのでは?」っと、考える人もいるかと思いますが・・・

アスペルガー症候群の人が、全体に注意を向けるのは、非常に難しいと言えます。

 

例えば、アスペルガー症候群の人が、一番初めに街に立っている木々に対して注意を向け、次に、街を歩いている人達に注意を向けていこうとしたとします。

 

すると、街を歩いている人達に対して、注意を向けることができるようになるわけですが、今度は逆に、街に立っている木々に対して、注意を向けることができなくなってしまうのです。

 

 

このように、一般的な人であれば、なんの問題もなく、全体に注意を向けてみたり、一つ一つの側面に対して、瞬時に注意を切り替えて向けることができたりと、あらゆる側面に注意を向けることができるわけですが・・・

アスペルガー症候群の人は、興味や関心が限局されてしまったりすることで、1つのことにしか注意を向けることができません。

 

こうした特性をもっていることを「シングルフォーカス特性」と呼びます。